オーストラリアの南でさくらんぼの流れに乗る

短いことで有名なさくらんぼのシーズン。場所と作業内容によってはとても稼げるため、たくさんの人がこの仕事を求めて移動します。私もその波に乗ろうと、張り切ってタスマニアに向かいました。

運良くさくらんぼの仕事をゲットした私。たくさん稼げるという歩合制のピッキングではなく、時給制で工場内でのソーティングという仕分けのお仕事です。タスマニアでは有名な工場でのお仕事でした。

工場の中は2℃前後ととても寒く、ダウンジャケットや温かい下着を着込んでの作業です。さくらんぼは冷たい水に乗ってやってきて、ベルトコンベアーに載せられたところで私達が仕分けをします。工場内の気温が寒い上に冷たい水が散り、手袋をしていても手がかじかんでいきました。しかし寒いからといって縮こまっているわけにはいきません。瞬時にさくらんぼの質を見極めて、テンポよく仕分けをこなします。時にはとんでもない量のさくらんぼがどんぶらこと流れてきて、パニックになることもありました。

そんななか唯一の楽しみが休憩時間。寒い工場の中から、温かい外で思い思いに休憩を取ります。仲良くなったお友達とお菓子を広げて、つかの間のひととき。寒さで縮んだ体も一気にほぐれました。

さくらんぼの収穫は年によってむらがあるため、良い年は2ヶ月以上仕事が続きますが、収穫量があまりよくないと1ヶ月ほどで終わってしまうこともあります。私が仕事をした年はあまり良くなく、1ヶ月半ほどで終了してしまいました。あっという間のさくらんぼシーズン。たくさんの人が一気に集まって、一気に去っていく。そんな光景がとても印象的でした。